お風呂のにおいがリビングにまで来る・・・。それになんだか息苦しい気がする。

お風呂のにおいがリビングに?
お風呂のにおいが他の部屋にまで来るということは、お風呂から居室にまで空気が流れてきている証拠。スイッチのついた浴室換気扇などは、止めた時にそこから外気が入ってくることがあります。
排気の目的でつけたはずの換気扇(排気口)が給気口になってしまっているということです。
お風呂のにおいはお風呂に入っている時にはまったく気になりませんが、お風呂から上がってリビングでお風呂のにおいがしてくると気になる微妙なにおいです(^^;)
ジョイ・コスの換気システムでは、お風呂・トイレなどの換気量は他の居室によりも多めに設定しますので、お風呂やトイレの嫌なにおいが逆流してくるということはありません。
それを可能にしているのが高気密な家づくりです。高気密であるからこそ、計画的な換気が実現し効率的に汚れた空気を排出することができます。

気密が良いとコントロール可能
そして、「高気密な家は息苦しそう」という話も耳にしたこともあるかもしれません。

なんだか息苦しい?
「いえ、決してそうではありません」とは、あえて言いません(^^;)
確かにそういう事例もあり得るからです。
その原因は、高気密の目的を「すきま風をなくして、省エネにする」という1点のみに絞ってしまい、換気の重要性を見過ごしてしまった結果かもしれません。
高気密住宅であればあるほど、すき間がなく、外気と内気の行き来は無くなります。その状態で換気を軽視して、省エネだけを追いかけて気密化していくと、『におい』や『水蒸気』がこもった息苦しい家になってしまいます。
それなら、窓を開けて換気をすればいい!という話ですが、盛岡のように寒い地域では、夏ならまだしも、寒い冬に窓を開けて換気をするというのは現実的ではありません(^^;)

夏はいいけど、冬は?
理想は、窓を開けずに、お部屋の暖かい空気をなるべく無駄にすることなく、換気をすることです。
気密化の目的は、エネルギーロスを減らすという省エネの他にも、換気効率を上げるという側面があります。汚れた空気を効率よく排出して、新鮮な外気を効率よく取り入れる。24時間いつでも新鮮な空気で快適で、健康的な暮らしを送りたいものですね。