こんにちは気密部長です。
今日は私の自宅に採用した太陽光発電と今話題の蓄電池について書いてみました。
私の自宅はジョイ・コス住宅システムを採用して2008年5月に完成、今年で13年目になりました。
当時私は太陽光発電についてあまり関心がないと言うよりは予算的に無理かなと思い
設置を見送っていました。その後やっぱり設置しておけばよかったと少し後悔していました。
当時の太陽光発電といえば発電した電気を高い単価で売電して買った電力料金との差引でいかに
支払う電気料金を少なくするかが太陽光発電を設置するオーナーを説得する材料であり最大の関心事でした。
ちなみに当時2009年の太陽光発電の売電価格は48円/kwhと過去においても一番高い買取価格でしたからなおさら悔やまれました。
太陽光発電買取価格の推移(10年固定) | ||
2010年 | 48円/kwh | 2009年〜2010年が買取価格が一番高い。
4円〜2円で買取価格は毎年下降。 2020年度の買取価格は21円/kwh
菅原邸は28円/kwhで契約。
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2011年 | 42円/kwh | |
2012年 | 42円/kwh | |
2013年 | 38円/kwh | |
2014年 | 37円/kwh | |
2015年 | 33円/kwh | |
2016年 | 31円/kwh | |
2017年 | 28円/kwh | |
2018年 | 26円/kwh |
FIT終了なんの話?
平成から令和に変わる頃、FIT終了の話題がちらほら聞こえてきました。
FIT、それって何?
太陽光発電の固定価格買取期間終了のことでした。
買取価格の期間は10年と決められていて今まで恩恵を受けてきた家は買取価格が極端に下がってしまい今までより電気料金が高くなる、というか差引して電気料金が実質ゼロの人もこれからはそうはいかないという中身なんですね。
なーるほど!!
そうしたら今から太陽光発電を設置してもいいかも
東日本大震災のあと、日本の原発は全てストップ
遠い国から原油や石炭などを輸入して化石燃料に頼った今の日本の電気事情
温暖化の問題から二酸化炭素をできるだけ出さないことなど
自然エネルギーがこれからの社会では益々重要になる
そんな話題が新聞やニュースなどで報道され
これからの太陽光発電は発電した電気は自宅で使う、自給自足でいい
当時はなかった蓄電池にもとても興味がありました。
早速知り合いに話すとすぐ見積りを持ってきて頂き、話はトントンと進み設置することになりました。

太陽光パネル4.3kw

蓄電池(リチウムイオン電池)6.5kw
電気料金が1/2に
太陽光発電設置前 | ||
期間 | 年間電気使用料 | 年間電気料金 |
H29.6〜H30.6 | 12925kwh | A 220022円 |
太陽光発電と蓄電池設置後 | ||
期間 | 年間電気使用料 | 年間電気料金 |
R1.6〜R2.6 | 7572kwh | B 122161円 |
売電料金 C 24388円 |
太陽光発電設置前と設置後の比較 A-B ▲58%
実質支払額 B-C 122161円ー24388円=97773円
※電気料金には基本料金、深夜機器割引、燃料調整費、再エネ発電賦課金を含んだ実際の支払い金額です。
前置きが長くなりましたが結果は支払う電気料金が約半分になりました。
これは嬉しかったですね。そして一番興味のなかった妻が一番大喜びしていました。(笑)
設置工事を依頼した(株)拓三建設さんのブログはこちらから
https://joykos.jp/takumi/sun-s3/
太陽光発電と蓄電池の連携プレー
電気料金が半分になった理由は太陽光発電と蓄電池による連携プレー
簡単にいうと太陽光発電の最中はできるだけ電気を買わない動きになるということです。
昼に蓄電池に貯めた電気は夜に放電するので夜は蓄電池の電気を使って夕食の支度時のIHクッキングヒーターや照明、テレビなどの電気を賄います。

発電した電力は自家消費→充電→売電の順で連携され充電が100%になり消費されない電力は売電される。
モレない、冷めない、ムダに逃がさない
無限に降り注ぐ太陽光エネルギーを蓄電池に溜めて必要な時に使えるシステムは電気代の節約と化石燃料を起源とする現在の電気の仕組みを考えると(蓄電池の価格が今よりもっと下ることを願う)今後さらに普及してくると思います。
太陽光や蓄電池などの設備機器はどんな住宅にも使えますが
モレない(高気密)
冷めない(高断熱)
ムダに逃がさない(計画換気)
を最優先に造ることが自然エネルギーを有効に使う手段になると思います。