令和4年度の税制改正で住宅ローン減税が下表の内容となりました。これまでは「長期優良住宅・低炭素住宅」と「一般住宅」で2つに区分けされていましたが、今年度からは新たに「ZEH水準省エネ住宅」、「省エネ基準適合住宅」というくくりが追加され、新築住宅では4つの区分けとなったわけです。
2023年入居までは、どんな住宅でも借入限度額3,000万円ですので大抵の方は恩恵を受けられると思いますが、注目すべきは2024年以降入居の場合です。省エネ基準を満たしていない「その他の住宅」は借入限度額が0円となっています。これはどういうことかというと、住宅ローン減税を受けることができないということです。
つまり、2024年を境にトータル100万円以上にもなる減税がいきなりゼロになるということです。まあ実際のところはゆるゆるの省エネ基準ですから適合するとは思うのですが、2025年の省エネ基準適合義務化を前にまずは税制から省エネ基準適合への誘導がスタートするようです。