株式会社ジョイ・コスは、まもなく20周年を迎え、これまで新築・リフォーム含め、約2,800棟の住宅に採用された実績があります。
今回は、今更ながら「ジョイ・コス住宅システム」の住まい方について、施主様からの問合せ等を元に記述したいと思います。
換気を止めちゃダメなの?
ジョイ・コス以外の住宅に住んでいらっしゃる方の大半は、もしかすると冬の寒い時期になると24時間換気を止めているかもしれません。そもそも高気密・高断熱住宅として販売・新築される住宅のほとんどが、単に国の示した基準をクリアしただけの普通の住宅なので、隙間風+機械換気では寒さを感じることでしょう。
では、本題です。
Q「換気を止めちゃダメなの?」
A「ダメです」
寒冷地岩手で開発されたジョイ・コス住宅システムは、北海道レベルの断熱性と他社とは明らかに異なる国内最高の気密性能を有しています。なぜ極端に高い気密性を求めるかというと、隙間風が抑えられることもそうですが、気密性が高まることで換気効率が上がり、室内空気を常に清浄に保つことができるからです。ですから、換気を止めるという行為は、せっかくの気密性も無駄になりますし、ただただ室内を劣悪な環境にしてしまうだけの愚行なのです。
ジョイ・コス住宅システムで換気を止めると・・・
浴室、洗面脱衣室がジメジメし臭う
窓ガラスが結露でダラダラ
玄関から入った瞬間に空気の悪さに気付く
さらに長期間だと・・・
浴室、窓まわり、収納の中など、あちらこちらにカビ
カビが原因でダニ
カビ・ダニが原因でぜんそく、アレルギー等の健康被害
といった具合に悪循環だけが待っています。
ですから、絶対に止めないでください。もし上記のような現象が生じた場合、換気システムの寿命で、換気量が落ちている、あるいは止まっている可能性があります。その際は、施工工務店または弊社までご連絡ください。
エアコンはこまめに止める?それとも付けっぱなし?
これもよく質問されますね。
ジョイ・コス住宅システムにおいて、こまめに止めることで省エネ(節約)につながるのは照明やテレビ等の一般家電くらいでしょうか。
エアコンに関しては、暖房と冷房がありますし、どちらが正解というのは実はありません。また生活スタイルによっても変わってきます。
ただ、断熱性、気密性に優れたジョイ・コス住宅システムの場合、恐らく付けっぱなしの方が電気代が安く済むはずです。
エアコンには設定温度があります。寒さ暑さの感じ方には個人差がありますので一概にはいえませんが、仮に暖房設定温度を24℃にしたとします。室温が低い場合、設定温度の24℃に上げるために室外機(コンプレッサー)が頑張ります。その後、設定温度以上になると室外機は緩やかな運転に切り替わり、場合によっては止まります。エアコンにおいて最も電気を使うのが、運転開始直後だといわれています。自動車でいうところの急発進みたいな感じです。エアコンをこまめにON、OFFするということは、車を急発進し、ブレーキを踏む、を繰り返すのと同じです。急発進したとしてもブレーキを踏まずに低い回転数で動き続けた方が燃費は当然よいので、エアコンに関しても付けっぱなしの方が電気代が安く済むということです。ただし、ジョイ・コスのように高い断熱性と気密性があり、かつ適正な容量のエアコンが付いている場合に限定されますので、すべてのエアコンに当てはまる訳ではないことに注意してください。