高気密高断熱住宅、暖かい家、換気の重要性

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かい家づくり
床暖房のいらない家づくり
後悔しない家づくりのプロフェッショナル
隊長こと槇 秀高です。

今回は
住宅の換気について」を
お話しいたします。

換気の目的と本来の換気の目的

住宅の気密性能向上とともに
社会的に問題となった
シックハウス症候群
建材の接着剤等に含まれる
ホルムアルデヒドを代表とする
有機化合物が室内に放出され
居住者健康害するという被害

換気の重要性軽視
省エネのためにと住宅が
断熱気密化された結果
数多くの被害者を生んでしまった現実

換気の目的ほんの一部でしかない
化学物質の排出のためだけに
義務付けられたのが
シックハウス法とも呼ばれる
居室における機械換気
義務付けでした。

本来の換気の目的とは?

換気とは
建物内空気を外気と
入れ替えることですが
実際には室内で発生した汚染物質により
悪化した空気を排出
新鮮な空気を導入して
汚れた室内空気を希釈することを
意味しております。

換気の基本的な目的は
居住者にとって
快適健康的空気状態
維持することで
以下の事項があります。

① 室内で発生したガス(人の呼吸や
燃焼による二酸化炭素、建材から
発生するホルムアルデヒド
トルエンやキシレン、スチレンなどの
揮発性有機化合物など)を
屋外に排出する。

② 水蒸気を多く含んだ空気を排出し
乾燥した空気を導入し
結露やそれに伴うカビ、ダニの
発生を防止する。

③ 夏季においては
日射等に起因する過分な熱を排出する。

室内で発生する汚染物質と発生源

室内では人の生活からだけではなく
家具や建材などから様々な汚染物質
発生しています。
室内で発生する主な汚染物質と
その発生源が下記の①〜⑥に示します。

これらの汚染物質の中には
ただ単に居住者の生活
不快にするものもあれば
シックハウス症候群の原因の
一つとしてあげられる
ホルムアルデヒドのように
人の健康に大きな影響を与えるものも
多数存在しております。

人の呼吸から:
二酸化炭素、水蒸気など

② 居間などから:
生活臭、タバコの煙、ホコリなど

③ 浴室・トイレから
アンモニア、水蒸気、芳香剤など

④ 内装・建材から:
ホルムアルデヒド、トルエン
キシレンなど

⑤ 燃焼による排気ガス
二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気など

⑥ 調理から:
オイルミスト、煙、水蒸気など

以上のように
換気とは人が呼吸をして
生きている限り絶対に必要なもので
人が健康快適生活する上で
無視することができない
人間の行為であるといえます。

しかし
不要な換気エネルギー消費増大させ
不快な寒さの原因になります。

つまり
快適でエネルギー消費の少ない住宅
造るために
無駄のない計画的な換気設計
必要となります。

24時間換気システム設置の義務化と現状

最近、当社ホームページからの
お問い合わせの中で多いのは
「他社様で高気密高断熱仕様で建てて
寒いんです!」が上位でした。

そんな中、その方の家に訪問すると
まず、換気はついているものの
スイッチを「OFF」にして換気を
止めております。

なぜ換気を止めるのか?と聞くと
「余計寒くなるんです!」

更には、その会社の担当者に
お客様の方から聞いたところ
「冬は寒いので、ほとんどのお客様は
換気を止めてらっしゃいます。」
だったそうです。

これでは前項で説明した
24時間換気システムを設置する目的など
全く考慮などしないで
単に、義務化となってしまったので
建築確認申請を通すことだけが
目的になっているようです。

私は建築の実際の現場の声として
今の行政のやり方は
余りにもおかしい!

例えば
建築確認申請時には
換気の設計を提出し
管内圧損の計算書を求められることも
あります。
勿論、対応した職員さんにもよりますが。

時間をかけて管内圧損を求めたとしても
実際には、その計算通り
空気が流れたことは一度もありません。
私は「一体何が目的で管内圧損を
求めなくてはならないのか?」

※管内圧損とは空気が
 24時間換気システムの配管ダクトを
 流れる場合、摩擦抵抗によって
 圧力は徐々に低下すること。
 例えば、菅が長ければ長いほど
 菅が細ければ細いほど、管内圧損が大きくなり
 空気が流れにくくなります。

当社の換気ダクト配管

管内圧損をなるべく受けないため
太いダクト直角に曲げないように
設計施工します。

そんなことより
実際に、引き渡しされた住宅のほとんどが
24時間換気システム電源を切り
使用されていないことの方が
問題であると思います。

私たちは
管内圧損は起こるもの」と捉え
換気の設計は図面を起こす
プランニングするときも
日射遮蔽、直下率と一緒に考慮して
換気の設計を致します。

ここまで空気の流れを考慮し
図面上計算通り配管された現場でも
換気設計した通り、空気は流れておりません

ですので、建てた住宅の引き渡し前には
必ず設計した換気量換気するために
「風量調整」を行います。

 

換気風量調整

当社「換気の風量調整

まずは設計した通りに
排気レジスターの開度を合わせます。

その後に
実際にどれだけ換気しているか?
全箇所 風量調整します。

差圧は
なるべく風量を感じさせない為に
30Paくらいで!
Pa(パスカル)=圧力差


建築基準法
では
換気回数で0,5回/h以上の換気
行える24時間換気設備の設置が
義務付けられていますが
これはあくまで設計段階での話であり
実際どれくらいの量
換気がなされているのかは
誰にもわかりません

ですから
実際に現場で風量測定を行い
計画通り換気がなされているのかを確認
もし、異なっていたら風量
調整するという作業が必要となります。
計画計量換気

また、居住者数増減等があった場合などは
適正な換気量再度調整する必要
あります。

そして最後は
二酸化炭素濃度測定を行います。

家族数に合わせ
スタッフの人数を配置して作業し
およそ1時間が過ぎたあたりで
測定します。

設計当初に行った
換気の設計!
家族数に合わせ
建物内の二酸化炭素濃度
1,000ppm以内に設定と有りましたが
実際に測定し
本当に1,000ppm以内になっているかを
キチンと測定し
設計通り1,000ppm以内であれば
合格です!
※ppm(濃度を表す単位。百万分の
いくつかにあたるかを示す、百万分率)

※ こんなお問い合わせも有りましたので
お伝えさせて頂きます。

新築して何年も経つと
ダクト内の汚れが気になって
ダクトで換気を行いたくない!
という方へ!

築14年の建物換気ダクト内
貴重写真を公開します!

試験的に建物内空気が集中する
一番汚れる箇所透明のダクト
実験しております。

14年経ってもこんなに綺麗なのは
ジャバラのような凹凸が無く平
太いストレート管を使用したことで
埃が付きにくく、汚れないのかと
思います。

こんなことを20年以上実施し続けてきて
今の行政は、新築したほとんどの家の
換気システム自体、使用されていないことを
問題視するべきである!
これでは、私の高校時代の
頭髪服装検査に等しく
検査のその場だけ、標準に着替え
検査後は元に戻る!

住宅はそんな簡単なものではありません!

今やコロナ渦で騒がれる中
ニュース等で建物の「陰圧」と「換気」の
重要性が騒がれており、その中で
陰圧カプセルなど販売していることを
テレビで見ました。

結局は「陰圧」=「負圧」にするためには
気密を高めないと「陰圧」にはなりません。
そして機械で「換気」が重要!
と言ってましたが
いわゆる高気密高断熱住宅の考え方に
等しい!ということです。

 

換気の重要性を尊重している
人物の一人として
下記の本をご紹介致します。


ナイチンゲール
「看護覚え書」
です!
この本にも感染症にならない為
まず最初に換気を行うことが
大切であることが書かれており
1日の半分の時間を過ごす「家」も
キチンと換気がなされている室内で
綺麗な空気で呼吸することが
健康面においても大切です!

換気を軽視
しては
絶対にダメです!

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